交通局は、交通局施設内のアスベスト吹付け材を計画的に除去していく方針に基づき、平成25年度に、地下鉄六番町駅(次から「六番町駅」と表記します。)地下1階の換気機械室内の壁・天井に使われていたアスベスト吹付け材を除去する工事を発注いたしました。
この工事の施工中、平成25年12月12日から13日にかけて六番町駅構内にアスベストが飛散するという事態を発生させてしまいました。お客さま等に影響を及ぼすこのような事態を招いたことにつきまして、深くお詫びを申し上げます。
交通局では、この事態を重く受け止め、平成26年2月28日に専門家会議「六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会(次から「検討会」と表記します。)」を設置し、検討会は、アスベストばく露による健康への影響を明らかにするとともに、今後の対応について検討を行い、平成28年12月12日に「六番町駅アスベスト飛散の健康への影響及び対応に関する意見書(次から「意見書」と表記します。)」をとりまとめました。
意見書では、健康への影響について、アスベストに起因して発症する可能性のある病気(中皮腫・肺がん)のリスク(生涯過剰発がんリスク)は、環境庁中央環境審議会の答申による当面の環境目標値に相当する10万人に1人のレベルを下回っていたとの結論にいたりました。
また、今後の対応としては、健康に不安を感じる方等からの質問や相談に応じる体制を整え、アスベストの健康影響出現までの潜伏期間の長さを考慮して長期的に対応することやアスベスト除去工事におけるアスベスト飛散の再発防止策についての要望が報告されました。
意見書および報告書については、本ページ内「六番町駅アスベスト飛散にかかる健康対策等検討会の開催について」にまとめて掲出しています。
アスベストが飛散していた期間に六番町駅をご利用になられたお客さま等からのご質問やご相談にお答えする「相談窓口」を設置いたしました。次のお問い合わせ先までご連絡ください。
〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
名古屋市交通局営繕課(052-972-3897)
当回線は相談窓口専用回線ではございませんので、六番町駅アスベスト飛散に関する相談である旨をお伝えください。
平日の月曜日から金曜日(休日、12月29日から1月3日を除く)
午前9時から午後5時まで
アスベスト除去工事の実施にあたっては、今回の教訓を活かし、アスベスト除去工事の作業場からアスベストが飛散するという事態を起こさないよう、次の再発防止策に取組んでまいります。
氏名 | 役職等 |
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宇佐美 郁治 | 独立行政法人労働者健康安全機構 旭労災病院 副院長 医学博士 |
上島 通浩 | 名古屋市立大学大学院 医学研究科 環境労働衛生学分野 教授 |
那須 民江 | 中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科(名古屋大学名誉教授)教授 医学博士 |
新谷 良英 | ㈱大同分析リサーチ 環境測定センター 環境専門部長 環境計量士 |
久永 直見 | 愛知学泉大学 家政学科 教授 |
名古屋市交通局営繕課
電話番号:052-972-3897
FAX:052-972-3931
メールアドレス:eizen@tbcn.city.nagoya.lg.jp
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